下痢
下痢は身体にとって負担であり、また不快なものでもありますが、身体にとってよくないものを外に出そうとして生理反応また解毒反応で起こります。体に入ってきたウイルスや病原菌は、下痢をすることで体外に排出されるので、下痢は身体の正常な防御反応とも言えます。
下痢になると軟便から液状の便になるのは、便中の水分量が増えているからです。正常な便の水分量は約75%程度なのに対し、下痢の場合は水分量が85%を越えます。また腹痛を伴うことが多く、排便回数も増えるので、下痢をすると多くの水分が失われます。下痢の症状が出ている間は、小まめに水分補給をすることが大切です。
下痢の原因
生理的な下痢 その1
特定の食品の消化不良やアレルギー反応などで下痢が起こります。(牛乳・卵・そばなど)特定の食品で引き起こされる下痢は食餌性下痢とも言い、この中には乳糖不耐性などで起こる浸透圧性下痢も含まれてきます。
浸透圧性下痢は、食物中の糖類が血液中に吸収されないで残ることによって腸管の浸透圧が上昇し、下痢が起こります。身体は浸透圧を低下させようとして、腸管壁から水分を引き出して対応するので、便中の水分量が多くなってしまうのです。乳糖の分解酵素活性が低く、乳糖が消化しきれずに小腸に残ることで、浸透圧が上がって起こるタイプの下痢もこれに含まれます。このような浸透圧性下痢は、人口甘味料や果物、豆類などを過剰に摂った場合にも引き起こされます。
生理的な下痢 その2
食べ過ぎや飲みすぎ、冷たいものの飲食などをきっかけに下痢が引き起こされます。梅雨時や真夏など、湿気や暑さで胃腸機能が低下しがちな夏季や、寒さで胃腸が冷えて消化の動きが鈍くなりがちな冬季は、飲食の不摂生から下痢が起こる場合があります。胃腸の機能が低下して、動きが鈍くなっているところに、消化力に見合わない量の食べ物や飲み物が入ってくると、消化不良が起こって下痢が発生する場合があります。また季節に関係なく、ストレスなどから消化力に見合わない暴飲暴食をしても、消化不良が起こって下痢になる場合があります。
腸管運動異常による下痢
ストレスが長く続くと、大腸の蠕動運動が高まるなどして、腸管運動異常が起こります。この運動異常によって、腸内での水分吸収が行われないまま、内容物が通過することになってしまい、水分量の多い軟便や下痢便になってしまうのです。このような下痢を神経性下痢といい、日本人の1割以上にこの症状が見られています。神経性下痢の代表的な病気が過敏性腸症候群です。
過敏性腸症候群では、検査上の異常が見つからないにも係わらず、下痢や便秘、ガスによる腹部膨満などの症状が起ってきます。
また、糖尿病が原因に神経障害に伴う蠕動運動の低下によっても下痢が起こります。蠕動運動が低下した場合にも、腸内での異常発酵が起こる場合があり、そのガスが腸を刺激して下痢が起こります。このタイプの下痢は薬が効きづらく、一日中続いてしまうなどの特徴があります。
異物の侵入による下痢
ウイルス・細菌・寄生虫などが体内に侵入する感染性の下痢と、食中毒や薬剤・化学物質などの中毒性の下痢があります。異物の侵入による下痢には、消化管粘膜からの水分の分泌が毒素(エンテロトキシン)によって異常に促進されて起こる分泌性の下痢も含まれます。コレラ菌の他、ブドウ球菌や赤痢菌などの、様々な細菌またウイルスの感染、またポリープやひまし油の使用も分泌性の下痢を引き起こす場合があります。
いずれの下痢も、急に発病し、発熱・腹痛・吐きけ・嘔吐などを伴い、大量の水様性下痢を特徴とします。
器質的な炎症が原因の下痢
腸に炎症が起こって、腸管壁の透過性が高まり、タンパク質や血液など、様々な体液が滲み出て便の水分量が増して起こる下痢を滲出性下痢と言います。滲出性の下痢には、急性炎症のものと慢性炎症のものが含まれ、急性の場合は細菌またウイルス性腸炎などが含まれ、慢性の場合は、クローン病や潰瘍性大腸炎をはじめ、ガンなどの悪性腫瘍も含まれてきます。
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