食欲不振
食欲不振には、いくつかの原因が考えられます。甲状腺や腎臓の病気など、消化器以外の病気でも食欲がなくなることがあるし、病中病後も体力を消耗して食欲不振に陥りがちです。
消化器の不調に影響しやすいのは、ストレスや神経過敏な性格、あるいは、疲労感が強く身体が不健康な状態などです。また、風邪などで発熱している時も、当然ながら食欲が落ちてしまいますし、消化器関係の臓器そのものの不調・機能低下も食欲に影響します。この場合、胃食道はもちろん、大腸・小腸、また肝臓や膵臓などもみな消化器に含まれてきます。
消化器と言えば直接的に胃を思い浮かべる人が多いと思いますが、ストレスや飲酒などで肝臓が疲労していたり、ガスなどで下腹(大小腸)が張るような場合も、食欲が落ちる場合が多々あります。
胃腸機能減退と食欲不振・胃部重圧感
上記の様々な外因また内因がきっかけとなり胃腸機能が減退すると、胃壁が緊張低下して食欲不振が起こってきます。
食欲中枢は間脳の視床下部にあり、空腹を感じる為には血糖値が変動し、食欲中枢が刺激を受けることが必要となってきますが、
胃腸機能の減退により、視床下部からの刺激も減退してしまい、空腹を感じにくくなってしまうのです。また、女性の場合は、この食欲不振をきっかけに、
視床下部のみならず、脳下垂体のホルモン分泌も低下することがわかっており、月経の停滞をきたす場合がありえます。
また、胃腸機能減退に伴い、胃部重圧感が表れやすくなり、自覚的には胃部がつかえる、張った感じするなどの症状が出てきます。この胃部重圧感は、胃腸機能の低下に伴う神経反射により腹壁が緊張して起こります。反対に腹壁の緊張が低下すると、胃部に振水音(胃内停水)を感じたりします。これは胃腸機能の低下により水分の吸収が悪くなったために起こるものと考えられます。
食欲不振に良い漢方薬
- 六君子湯:胃弱な体質の人で、食後すぐ眠くなる、手足に力が入らない、いつまでも食べ物が胃に残って消化しない、栄養が身につきにくい、いつも体がだるいなどの症状がある人に効果的です。
- 補中益気湯:主に胃症状が中心の六君子湯よりも広範囲に及んで、全身が疲れやすく、元気が乏しく、筋力が弱く、虚弱体質または病中病後などの消耗状態などが影響して食欲が低下している人に。
- 半夏厚朴湯:神経症・神経過敏から来る食欲不振などに効果的です。喉に何か詰まった感じがしやすかったり、神経過敏やイライラ・不眠などにも悩まされやすいものの、上の虚弱体質・ヤセなどには該当していない人に。
- 小柴胡湯・柴胡桂枝湯:体力は平均前後またはやや低い程度、口が苦くねばついたり、胸脇苦満があったり、軽く胃がつかえるなど、消化器関係の炎症体質で神経も過敏な人の食欲不振に。
- 小建中湯:腹直筋が緊張しやすく、腹痛がある、または腹痛を起こしやすい体質で、時に臍を押すと痛がったりします。また動悸、のぼせ、手足の冷えとほてりといった特徴もある人の食欲不振に。
- 食欲不振
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お徳用サイズ。半瀉六君子(粒状)は、六君子湯と半夏瀉心湯を絶妙に組み合わせて、胃と腸の両方のトラブルを解決しながら、消化器全体を壮健にしていく漢方薬です。
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錠剤タイプ。半瀉六君子(錠剤)は、六君子湯と半夏瀉心湯を絶妙に組み合わせて、胃と腸の両方のトラブルを解決しながら、消化器全体を壮健にしていく漢方薬です。
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体力虚弱で,元気がなく,胃腸の働きが衰えて,疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質,疲労倦怠,病後・術後の衰弱,食欲不振,ねあせ,感冒の漢方薬です。
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体力中等度以下で,胃腸が弱く,食欲がなく,みぞおちがつかえ,疲れやすく,貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎,胃腸虚弱,胃下垂,消化不良,食欲不振,胃痛,嘔吐の漢方薬です。
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体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつっかえ感の漢方薬です。
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体力中等度以下で、気分が沈みがちで頭が重く、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえて疲れやすく、 貧血性で手足が冷えやすいものの次の諸症:胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に良い漢方薬です。
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体力虚弱で、疲れやすく、食欲不振、ときに口渇などがあるものの次の諸症: 暑気あたり、暑さによる食欲不振・下痢、夏痩せ、全身倦怠、慢性疾患による体力低下・食欲不振に良い漢方薬です。
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気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症: 不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声に良い漢方薬です。
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体力中等度以下で、神経質であり、胃腸が弱くみぞおちがつかえ、食欲不振、腹痛、貧血、 冷え症の傾向のあるものの次の諸症:胃炎、神経性胃炎、胃痛、胃腸虚弱、胃下垂、 消化不良、食欲不振、嘔吐に良い漢方薬です。
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六君子湯は比較的体力がなく、貧血性で手足が冷たく、胃腸が弱い方の胃炎、消化不良、食欲不振、はきけなどを改善します。胃腸を温めて、余分な水分を取り除き、胃腸機能をたかめる働きがあります。
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六君子湯は比較的体力がなく、貧血性で手足が冷たく、胃腸が弱い方の胃炎、消化不良、食欲不振、はきけなどを改善します。胃腸を温めて、余分な水分を取り除き、胃腸機能をたかめる働きがあります。
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半夏厚朴湯は気分がふさいでのどに異物感があり、ときに動悸やはきけがある方の神経性胃炎、不安神経症、せき、しわがれ声などを改善します。気のめぐりを良くし、不安感や神経症状を鎮める働きがあります。
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補中益気湯は体力や元気がない方の疲労倦怠、食欲不振、感冒などを改善します。体力と気力を補い、胃腸機能をたかめる働きがあります。
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補中益気湯は体力や元気がない方の疲労倦怠、食欲不振、感冒などを改善します。体力と気力を補い、胃腸機能をたかめる働きがあります。
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補中益気湯エキス錠N「コタロー」は、疲れがたまって、手足がぬけるようにだるいという方、普段胃腸があまり丈夫でない方、あるいは太れないタイプの方、病後でまだ本調子でない方を目安に用いられます。
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半夏厚朴湯は気分がふさいでのどに異物感があり、ときに動悸やはきけがある方の神経性胃炎、不安神経症、せき、しわがれ声などを改善します。気のめぐりを良くし、不安感や神経症状を鎮める働きがあります。
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「平胃散」と「四君子湯」を合方したものに、胃腸の働きを良くする香附子、縮砂、木香、白豆蒄の成分を加えた漢方の胃腸薬です。
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症状と漢方薬
K.手足、肩、腰
- 刺すように痛む
- 打撲、捻挫
- 冷えると痛む
- 肩こり、五十肩
- 雨の日に痛む
- 寝ちがえ
- にぶい痛み
- 筋肉痛
- 夜間に痛みがひどくなる
- こむらがえり
- 手足の冷え
- むくみ
L.心(精神、ストレス)
- イライラする
- 神経が高ぶる
- 喉に異物感がある
- 不眠症
- 憂うつ感、不安感がある