おでき
「せつ」と「よう」
化膿菌が毛穴から入って起こる炎症で、「せつ」(フルンケル)、「よう」(カルブンケル)の段階がある。
「せつ」は俗にいう「ねぶと」、毛穴を中心に赤くはれあがり、強い痛みがあり、発熱することもある。
「よう」は、せつが同時にいくつもとなりあって生じるもので、はれや痛みはひどくなり、高熱が出る。
からだが衰弱していたり、生活習慣病がある場合は注意したい。
漢方 華岡青洲創方の十味敗毒湯
治療をしても、なかなか改善しにくく長引くタイプの人は、医師の指導のもと、ぜひ漢方療法を。
- 葛根湯 初期で、悪寒発熱がある場合によい。
- 十味敗毒湯 右の症状が発散したあと、解毒の目的で。 この処方は、皮膚症状にしばしば登場したが、本来「せつ」治療のための華岡青洲の創方だ。
- 消風散 慢性湿疹で分泌物の多いもの。
- 排膿散 かたくはれて、痛みの強いものに一般的に用いる。 自然に破れて、排膿を早める。
- 紫雲膏 患部が破れたあとに貼用する外用薬。肉芽の新生を早めるための華岡青洲の創方。
- 防風通聖散 太鼓腹の肥満者で、便秘がち、次次におできができる人の体質改善によい。
- 大柴胡湯 かたぶとりの肥満者で、みぞおちが緊張し胸苦しく、上半身におできができる人に。
いぼ
専門的には、疣贅という。症状形態別に、ふつうのいぼ(尋常性疣贅)、青年性いぼ、老人性いぼ、 みずいぼ(伝染性軟属腫)の四つに大別される。 老人性のものは、老化現象の一種で、顔や手などにみられるが、そのほかはウイルスが原因。 自然に治るケースもあるので、焦らずにいぼのタイプを見極め治療に取り組みたい。
漢方ーハトムギがいぼ取りに効く
ウイルス性のものはもちろんんこと、老人性のものでも、漢方が効くケースは多い。
- 当帰芍薬散 若い女性で、虚証、冷え症の人に。
- 桂枝茯苓丸 のぼせぎみで、脈が緊張する人に。湿疹、しみにも効く。
- 麻杏慧甘湯 麻杏甘石湯の成分の石膏とヨクイニンと入れ替えた処方。 体格がよく、体力もあり、頭にフケが多く、筋肉に痛みを起こしやすい人に用いる。
- ヨクイニン煎 一般的にいぼに用いて卓効がある。
【民間療法】 右のヨクイニンというのは、ハトムギのことであるが、 昔からいぼ取りに著効があることで有名だ。ヨクイニン煎は、 ハトムギニ○グラムと甘草 草一・五グラムを一日量として煎じるのだが、甘 草ぬきでもよい。煎じあげたあとの、かすのハト ムギを食べてしまうとさらに効くとされている。 ツボ療法としては、小さないぼがいくつか散在 してできている場合、その中の比較的大きなもの を一つか二つ選び灸をすえると良い。
- いぼ・おでき
-
漢方薬の「ヨクイニン」は、ハトムギの実の殻を取り除いた物です。ヨクイニンはむくみや下痢、消炎、イボによく用いられる生薬です。ハトムギにはデンプン、タンパクが豊富に含まれ、その他ビタミンB群、リンや鉄などのミネラルも多く含んでいます。
-
コイクセラノイドを含み、ビタミン・ミネラル・アミノ酸も豊富で、肌に良いとされてきたハトムギ。ヤマダ薬研の粉末500g入りです。(レターパック配送)
-
コイクセラノイドを含み、ビタミン・ミネラル・アミノ酸も豊富で、肌に良いとされてきたハトムギ。ヤマダ薬研の粉末500g入りです。(通常配送)
-
ヨクイニンS「コタロー」は民間で親しまれているハトムギの種皮を取り除いた種子(ヨクイニン)からエキスを抽出し、飲みやすい錠剤にしたものです。
気になる症状は
ございませんか
症状と漢方薬
K.手足、肩、腰
- 刺すように痛む
- 打撲、捻挫
- 冷えると痛む
- 肩こり、五十肩
- 雨の日に痛む
- 寝ちがえ
- にぶい痛み
- 筋肉痛
- 夜間に痛みがひどくなる
- こむらがえり
- 手足の冷え
- むくみ
L.心(精神、ストレス)
- イライラする
- 神経が高ぶる
- 喉に異物感がある
- 不眠症
- 憂うつ感、不安感がある